「行かない」のひと言に揺れる親心

部活から帰宅した息子に、
「今日バスケスクールあるけど、どうする?」
と聞いた。

返ってきたのは、
「行かない。疲れた」
のひと言。

以前の私は、
「せっかく行けるのに」
「上手くなりたいんじゃないの?」
と、イライラしていたと思う。

でも、以前無理に近い形でスクールへ連れて行き、
転倒して打撲した出来事があってから、
考え方が少し変わった。

本人が行きたいと思わない限り、
無理には連れて行かない。

そう決めた。

だから今回は、
「疲れたなら休もうか」
と返した。

けれど、心の中は複雑だった。

あの出来事以来、
スクールには行っていない。

本当に疲れているだけなのか。
少し気持ちが離れてしまったのか。
あの日のことが影響しているのか。

親になると、
子どもの小さな変化にも敏感になる。

応援したい気持ちと、
押しすぎてしまう怖さ。

その間で揺れながら、
“ちょうどいい距離感”を探している。

簡単ではない。

でも今は、
「続けさせること」より、
「嫌いにさせないこと」の方が大事なのかもしれない。

親もまた、
子どもと一緒に成長中なのだと思う。

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