中学1年生。
初めての定期テストの順位が返ってきた。
息子には目標があった。
その順位をクリアできたら、スマホとプレステを買う約束。
でも、結果は目標より25番下だった。
学校から帰宅し、息子は泣いた。
ここまで悔しがるとは思っていなかった。
友達とはゲームのチャットツールで結果報告。
テスト前、その友達は「絶対できる!頑張れ!」と応援メッセージを送ってくれていた。
そのメッセージカードを、息子は机の前に貼って勉強していた。
だからだろうか。
友達に結果を伝えながら、また泣いた。
お風呂に入っても泣いていた。
私は学生時代、テストの点数や順位で泣いたことは一度もない。
だから正直、最初は驚いた。
でも、あれだけ悔しがる姿を見ていると、「本気だったんだな」と思えた。
目標に届かなかったことは残念だった。
だけど、その悔しさは次につながる力になるかもしれない。
そう思っていた、その日の夜。
お風呂から上がった息子は、何も言わず数学のワークを開いた。
数ページ解き終えると、満足したのか閉じようとする。
そこで私は、つい口を出してしまった。
「前に間違えた問題も、もう一回やってみたら?」
息子は少し嫌そうな顔をしながらも、2〜3問だけ解いてくれた。
そして一言。
「もう今日はいいよ。」
その言葉を聞いて、私もそれ以上は何も言わなかった。
……いや、本当はもう少し言いたかった。
「今が大事なんだから。」
「もう少し頑張ればいいのに。」
そんな言葉が喉まで出かかっていた。
子どもの力を信じて見守りたい。
そう思っているのに、気づけば口も手も出してしまう。
親って難しい。
でも、あの日流した悔し涙を私は忘れない。
目標には届かなかった。
それでも、あの涙はきっと無駄にはならない。
そう信じて、次のテストは少しだけ口を閉じて見守ってみようと思う。
……たぶん。
きっと。
いや、やっぱり少しは口を出してしまう気もする。
そんな母…。
初めての定期テスト。息子の悔し涙を見て思ったこと。
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