久しぶりに、唯一の親友に会った。
約束をしたのは、ランチ。
気づけば、7年ぶりくらいの再会だった。
「そんなに会ってなかったんだね」
そう思うくらい、時間が経っていた。
でも、実際に会ってみると不思議だった。
久しぶりなのに、久しぶりじゃない。
「元気だった?」
そんな話から始まって、気づけばどんどん話が広がっていく。
子どものこと。
夫のこと。
仕事のこと。
そして、健康のこと。
昔だったら、もっと違う話をしていたんだろうなと思う。
恋愛の話をしたり、仕事の愚痴を言ったり。
それが今では、
「最近、身体がね」
「子どもがね」
「旦那がね」
そんな話が増えた。
私たちも、それだけ年を重ねたということなのだろう。
とにかく、よくしゃべった。
話しても話しても、次から次へと話題が出てくる。
「こんなに話すことあったっけ?」
と思うくらい、ずっとしゃべっていた。
そして、ふと相手の顔を見る。
シワが増えている。
白髪も増えている。
きっと、私も同じだ。
お互い、心の中では少しくらい、
「老けたな」
と思ったかもしれない。
でも、それもお互いさま。
7年も経てば、変わって当然だ。
むしろ、変わらないほうがおかしい。
7年前にはなかった経験が、それぞれの人生に積み重なっている。
子どもも大きくなった。
夫婦としての時間も増えた。
仕事も続けてきた。
楽しいこともあったし、大変なこともあった。
それが、今の私たちの顔になっている。
そう考えると、増えたシワも白髪も、少しだけ悪くないものに思えてくる。
もちろん、できれば増えてほしくはないけれど。
そこは正直に言っておきたい。
でも、久しぶりに会って思った。
友達って、ずっと会い続けていなくてもいいのかもしれない。
それぞれの生活を生きて。
それぞれに年を重ねて。
何年も会わない時間があっても、会えば自然に話せる。
昔のように笑える。
そんな関係があることは、思っていた以上にありがたい。
「また会おうね」
そう言って別れた。
今度は7年も空けないようにしよう。
次に会ったときには、また白髪が増えているかもしれない。
シワも増えているかもしれない。
でも、きっとまた同じように、
「最近どう?」
から始まって、子どもの話をして、夫の話をして、健康の話をして。
そして、気づけば何時間もしゃべっているのだろう。
年を取るって、こういうことなのかもしれない。
変わっていくものがたくさんある中で、
「この人といると、昔の自分に戻れる」
そんな相手が一人いる。
それだけで、なんだか人生は悪くない。
7年ぶりのランチは、そんなことを思わせてくれる時間だった。
7年ぶりに親友に会った。変わった私たちと、変わらなかったもの
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